f5d37aa4.jpg 大河で脚光があたる、神戸市

 神戸に観光客が来ることはいいことなのですが、清盛が都をおいた福原では地場産業が迷惑しているという記事を見つけました

 地場産業といっても、風俗ですが、この福原は関西でも有名なソープ街だったとか…

 シモネタですが、1年ちょっとのブームのために犠牲になる街も気の毒だね…

 以下、記事です


大河ドラマに乗じた町おこしは、毎年、全国各地で繰り広げられる光景だ。

今年の主役は「平清盛」。兵庫県の井戸敏三・知事が「画面が汚い」「瀬戸内海の海の色が出ていない」などと発言して物議を醸しているが、その兵庫県もドラマに連動する形で「あいたい兵庫キャンペーン」を展開し、観光客誘致に力を入れている。

中でも舞台として重要な場所が神戸市の福原町(兵庫区)だ。1180年、権勢を極めた清盛が整備、遷都した「福原京」が置かれた地である(福原町の由来は福原京ではないとの説もあるが、場所は同じ)。

「清盛を演じる松山ケンイチさんは女性人気が高い。清盛ゆかりの地として有名になって、異人館街やポートピアと一緒に訪れる女性客が増えると嬉しい」(商店街関係者)

ところが、そんな期待を困惑気味に受け止める地元の経営者がいる。

「大河ブームなんて1年限定。そのためにわれわれの商売がやりにくくなるのは納得いかない」

そう語るのは、福原にあるソープランドの店長だ。

「福原は戦前に“福原遊郭”と呼ばれた赤線地帯に由来し、滋賀の雄琴と肩を並べる関西随一のソープ街として発展してきた。特に近年では雄琴が衰退したため、県内だけでなく大阪や京都、さらには明石大橋を渡って四国からも客が来ます」(大阪の風俗ライター)

異変が起きたのは、大河の題材が発表された2010年の終わり頃からだという。前出の店長がこぼす。

「昨年4月頃になると、客引きが相次いで摘発されるようになりました。そして6月にはあるソープ店が売春防止法で摘発され、従業員だけでなく来店客も逮捕された。福原のソープが摘発されるのは17年ぶり。お客さんが逮捕されたショックは大きく、客足が一気に遠のいた。大河に合わせた摘発キャンペーンだと受け止めている」

その結果、6月以降に10店が廃業や経営者交代に追い込まれたという。

「パトカーが頻繁に巡回しているから“しばらくはやめとくよ”という常連さんもいる。高級店も軒並み値下げしているが、今度は女の子が“稼げない”といって他県に移っている状態。ここには70軒近くのソープがあったけど、来年は何軒残っているか……」(別のソープ店経営者)