cfdbb369.jpg スターフライヤーが羽田〜福岡便を開設したようです。

 羽田〜福岡間は、90年代後半にスカイマークが参入して以来の新規参入となりますが、スカイマーク参入以降13年間も新規参入がなかったことにも驚きますね…

 スターフライヤーといえば、新北九州空港の開港に伴って誕生した会社です。

 サービス面では、座席モニターがあり、シートピッチが広いなど国内の既存の会社と比較するとよいようです。

 ただ、営業力があまりないようで、SNAやAir Doと同様、ANAに頼った営業をしています。

 今後、スターフライヤーは、羽田〜福岡・北九州を収益の柱として、海外進出を目指すようですね。

 スターフライヤーの今後に期待します〜

 以下、記事です。


 北九州空港を本拠地とするスターフライヤーが7月1日、年間利用者750万人という国内屈指のドル箱路線の福岡−羽田線に参入する。片道の最安値が1万1300円という低価格のほか、座席間隔を広げた快適性、北九州、福岡のどちらの空港でも利用できる「マルチエアポートチケット」などを武器に利用客獲得を目指す。

 「やっと福岡空港に着陸することができました」。福岡空港で15日に開いた体験搭乗会の席上、同社の米原慎一社長は感慨深げにあいさつした。

 スター社の福岡−羽田線は1日5往復。正規運賃(片道)は3万2770円と、同じ路線の全日空・日本航空の3万6870円、スカイマーク1万9800円の間に設定した。

 さらにスター社は搭乗28日前までの予約による最安値は1万1300円。前日予約でも1万8千円とし、スカイマークの同種料金1万5800円(7月1日〜同14日の最安値)に迫る。

 使用機体はエアバスのA320型機。他社では170人乗りとしている機体だが、150人乗りとして座席の間隔を広げた。ビジネス客を重視し、重厚感漂う革張りの座席には、携帯電話やパソコン用の電源も設置した。

 スター社は、平成18年に24時間空港である北九州空港を拠点に就航。深夜・早朝便が好調な北九州−羽田線(1日12往復)の搭乗率は70%前後となっている。サービス産業生産性協議会の日本版顧客満足度指数で航空業界1位にも輝いた。

 ただ、北九州−羽田の年間利用者は、全航空会社を合計しても約100万人で、福岡−羽田への参入は業績伸展の面からも悲願だった。

 米原社長は「福岡−羽田線の750万人のうち25〜30%は、利用する航空会社を決めていない浮動層。利用時間に応じて北九州・福岡どちらの空港でも乗り降りできるチケットなど、他社にないサービスでこの浮動層を取り込み、70%を超える搭乗率を目指している」とそろばんをはじく。

 さらに「基幹路線参入による収益力向上で、株式公開やネットワーク拡大を進める」という。スター社では福岡−羽田線の増便をにらむとともに、来年7月開設の北九州−釜山線に続く国際定期路線や、南九州の空港発着の路線なども検討している。