af5ed837.jpg エンブラエルは、ブラジルを代表する小型航空機メーカーです。

 ブラジルの日経平均版のボベスパにも登録されており、地元では非常に有名な会社です。

 このエンブラエル社は、日本にも航空機を輸出しており、我々も搭乗する機会があります。

 日本では、丸紅が代理店となっており、日航とFDAに納入しています。

 規模は大きくないものの、この種の飛行機は、伸び代があり、日本国内でもまだまだ売れる機種です。

※日航が導入するさいは、日航が経営危機で、機種削減のさなかで導入発表があり、かなりの反発がありましたが、日本での販売実績をつくりたい丸紅・エンブラエル側がおそらく裏では破格の条件を提示、導入させたのではないないでしょうか…
 
 エンブラエル社のライバルは、いまのところ世界ではカナダのボンバルディア社のみです。

 リージョナルジェットと呼ばれる航空機で、エンブラエル社は、ERJ、ボンバルディア社はCRJと言っています。

 2社独占と思われがちですが、新興国と日本がリージョナルジェット市場に参入し、今後はさらに激化しそうです。

 中国とロシアがそれぞれ機体を開発していますが、両社は自国の政治外交力を武器に販売するでしょうね。

 低価格と政治家へのリベート攻撃で売ってくるでしょう。

 対して、日本は、三菱重工がMRJというブランドで販売しています。

 このMRJは、炭素繊維などを利用し、従来機よりより低燃費で飛べることなどを武器にしているそうです。

 現在のところ、日本では全日空が採用を決定し、北米ではリージョナルコミュニターの下請企業が100機ほど発注しています。

 2012年には初飛行とのことなので、もうじきですね。

 先日、訪れた富士山静岡空港では、FDAのERJを見ましたが、いつの日か三菱重工のMRJが富士山静岡空港に飛んで来る日が来るのかな〜と思っています。