893c0953.jpg韓国では、安重根は英雄だ。

日韓併合を迫った日本の元勲であった伊藤博文をハルピンで殺害したからである。

安重根がやった行動が現在まで賞賛されるべきか否かについては議論があるが、国が違えば事情が違うので、日韓での議論は意味が無いと思う。

ただ、安重根の記念館がソウルにはあり、このほど新しい建物となった。

場所は、ソウル駅に近い。

※ただし、南山の中腹なので、歩くのには適さない。

今回、はじめて安重根の博物館に行ったが、なんとも不気味な博物館だ。

殺人事件を起こした犯人を犯罪者として糾弾するのではなく、神格化させて祀りあげているのだから。

日本人からすれば、違和感を覚えるだろう。

他国の人が見たらどうだろうか?

安重根が血判書を書いたことにちなんで、血判書を模写できるコーナーもある。

※自分の血を使うかのような疑似体験も可能

また、安重根を国家のために大義を尽くした人物であることをことさらに強調し、日本の元勲を殺害したことの重大性を議論していない。

伊藤博文を殺害したから、韓国が併合されたのか?

殺害しいなかったらどうだったのか?

この点についても議論をしたほうがよいだろうが、韓国の国民性を考えれば、議論の余地はないのだろう。

安重根の記念館は昔から行ってみたかった場所だが、ここにも韓国の国民性が表れていると思った。

※写真は、安重根の銅像と血染めの決意署を模写した