就職難のためか、大学生の自殺が増えているそうだ。

 厳しい現実に耐え切れず、死を選ぶ学生の心情は理解できない。

 自殺を選択した学生は、もともと人間的に弱い面もあるので、社会に出ても自立していけるのかを考えると、非常に難しいと思う。

※自殺するまでには、欝や躁鬱の状態に陥っていると思うので、この時点で社会での自立は極めて難しいのでは?

 自殺した学生は、自分自身が精神的に弱いことと考えが甘いことが原因であると思う。

 私は、いまの学生と世代的にはそこまで離れていないが、年々考えの甘い学生が多くなっていると感じる。

 先日の母校訪問などでも実感したが、誰かがなんとかしてくれるという意識があり、自助努力という言葉が最も似合わない世代だと思う。

 原因は、子供たちにもあるが、親と教師にもあると思う。

 考えの甘さは、ゆとり教育が原因であると決め付けるのは難しいので、教師に責任を押し付けるのは酷だが、親が甘やかしすぎている部分はあると思う。

 少子化の影響もあり、子供同士が競いあうことも少なくなっている部分もあるだろうが、子供たちに妥協を許さない姿勢を親が見せつければ、子供たちも自然と競争に打ち勝とうとするものだと思う。

 妥協を許さない態度を男親がみせ、母親が慰めるのが私の家庭だった。

 子供の頃は、父親が嫌いでしょうがなかったが、いまではこの教育方針が間違っていなかっと自身でも思っている。

※厳しすぎる側面もあり、小学生の時に算数のテストの低い点数をとった時に、下校時に自殺をしようかと考えたこともあったので、もう少し手を抜いて欲しかった…

 いまの家では、母親が厳しい役と慰め役の両方を担い、父親が役割を果たさない家庭が多いようだ。

 母親は、どうしても近視的に物事をみる癖があるので、長期的なビジョンを描き難く理想を子どもに押してつけしまうがちだ。

また、子供かわいしで、詰めが甘くなることも多いと思う。

 教育の決定権と厳しい役は、父親が担うものだと思う。

 ゆとり教育も基礎学力の低下で、見直しを行うのだから、これを機会に子どもの教育方針を父親が握り、厳しい役を再び担ってほしいものだ。