なかなか、方向性が定まりません。

火曜日は、8,500円を割り、休日明けの木曜日には8,000円の下値トライかと思いましたが、今日は一転して8,828円で引けました。

ニュースや短期的な統計から判断すると、今買わないといけないような気持ちになりますが、これは去年の5-6月期の上昇時と同じような状況下に置かれているのではないかと思います。

(去年の3月はベーアスターンズが破産し、年初来の安値を更新しましたが、その後は金融機関の相次ぐ増資策によって株価は5月頃から反発しましたが、原油などのコモディティー価格の上昇が実態経済に対して悪影響を与えたことや、その後も金融機関の相次ぐ巨額損失発表によって7月頃から再び、株価は下落を初めて、9月のリーマンショックへと至りました。)

今後の市場の方向性は、GW中に発表されるストレステストの発表までは動きにくいとの指摘があり、その結果を受けて、もみ合ったあとはずるずると下がるのではないかと考えています。

あくまでも、NIKEEI225が下がると予想するのは、先日発表になったケース・シラー指数などからアメリカの住宅価格が下げ止まりの兆候を見せていると判断できるが、依然として下落しており、今後も金融業界への悪影響を及ぼす可能性があり、これらが心理的な重しとなることが予想されます。

また、クライスラーがついにチャプター11の申請をすることが報道されており、これも景気には悪影響となり、自動車業界全体に不審感が高まる可能性が高いです。

本日発表になったアメリカの週間失業者申請件数が予想よりも低かったものの依然として新規失業者申請件数では63万人が新たに雇用を失っています。

クライスラーのチャプター11申請は雇用への悪影響が起きるのは必須だと思います。

各国が、景気刺激策をこれまでにない規模で行うと発表しましたが、いつ頃からこの刺激策の効果が確認できるのでしょうか。

効果が早期に確認できなければ、景気に悪影響を及ぼすのは必須だと思います。

いろいろと、ネガティブなことを書きましたが、みなさんはどのように思いますか?