金融業界は、怒涛の9月の余波が続いている。

 今日の日経平均の終値も再び9000円割れとなり、主だった材料が今週はなく、来週のFOMCの利下げ発表までは下値を探る展開に再びなるだろう。

 10月10日の終値8,276円を下回って、バブル崩壊後の最安値7,500円前後を下回るかに注目が集まるが、10月下旬のFOMCの追加利下げと11月の上旬に発表される経済指標がすべて株式市場に悪影響となると、7000円台前半まであっさりと売り込まれる可能性もあるので、11月が中旬まではNYダウの動向に目が離せない。

 NYダウとこれまで逆相関の関係にあった債権や原油、金ですがこのところはダウの上昇に連動するような形になってきているかもしれない。

 ダウが下がると、世界経済が冷え込み、原油需要が落ちるのでWTIの先物価格が下がる。債権もアメリカ10年債などは一時期3.2%前後まで金利が下がり、債券価格も上昇していたが、最近はダウとの逆相関の関係も薄れ、債権安となり10月14日には金利が4.02%となるなど、株安、債権安、通貨安のトリプル安の懸念も再び強くなってきている。

 金は、最後の投資先(逃避先)として有名だが、アメリカでは1トロイオンスあたりが10月中は高くても900ドル前後まで下落し、昨日の12月先物価格では768ドルとなった。
 金は前述したとおり最後の投資先(逃避先)なので、この動向はより注意して見る必要があるが、背景として予想されるのは、世界的なインフレが収まりつつあることで金を保有する魅力が薄れたことや、金の需要は大半が宝飾業界で消費されているが景気の悪化による宝飾不況の懸念から金が売られていることなどもあげられ、ドル建てでの金取引に変化が起きているのかもしれない。

 原油に関しては、ダウと連動して上下するようになったので、景気が上向くと再びWTI価格が上昇し、景気の頭を抑える形となる可能性もあるが、この辺はOPECと先進国の協議で乗り切ってもらいたいが、リカップリングだけは避けたいのが実情だろう。

 通貨では、円高ユーロ安、円高ポンド安の流れが止まらない。ECBもBOEも近いうちに新たなに追加利下げを行う可能性もあり、ユーロは対円で120円を割る可能性も十分あり、ポンドも150円われの可能性も否定しないが、ポンドが150円割れをする事態は、私はいままで見たことがない。

 ユーロは、EU域内の共通通貨として注目を浴びていたが、今回の世界同時不況ではユーロ採用国の国ごとの政策が異なり、足並みがそろわずユーロ共同圏の弱点が露見した形となった。

 今回の経験を、今後のユーロ採用国がどのように活かすのかに注目したい。

 LIBOR、TIBORの金利の高止まりも徐々にだが緩和されつつあり、このへんの動きも今後どのようになるのか注目したいが、年末にかけパニック的な金融混乱は収まり、実体経済の悪化も来年の秋くらいがピークになるのではないだろうか?


 経済は大混乱だが、私の仕事も大混乱の中で奮闘している。最近は、仕事が終わるのが22時を過ぎるのは当たり前、残業時間は月平均で80時間超えは常態化しつつある。休日出勤も土曜日はほぼ出勤という状態が続いている。

 部署の食事会も今度の金曜日にあるが、私は仕事でいけない。会費はしっかりととられるが、悔しさは沸いてこない、悔しいと思う時間がもったいなく、目の前の仕事に追われている。

 中途半端に短期間の休暇(3日間)をとると体のリズムが崩れるので、極力リズムを崩さないように働いているが、最近は集中力が途切れることが多い。
 
 車で通勤しているので、事故を起こす可能性もあるので注意したい。
 
 以前のように、アリナミンを飲んでも朝からすっきりするような爽快感を得にくくなっている。株が上がれば少しは違うのだろうけど、まぁ1日は24時間、1年は365日しかないので楽しみを見つけながら仕事をしたい。

 大学時代の同級生たちも同じ境遇の連中が多いだろう…
 私だけではないので、明日もがんばりたい。