最近、気になる国はニュージーランドと中国だ。

ニュージーランドは、高金利国として知られており、年率8%ちかい金利を誇る国だが、経済的には強いわけではない。

その高金利国家が、インフレ抑制のために維持していた高金利を下げる予定というニュースが報じられた。

ロイターに掲載されていた記事なのだが、9月をめどに1%近い利下げを行うという。
そうなると、これまで世界最高の高金利国家の地位をオーストラリアに明け渡す可能性があるそうで、それを反映するかのごとく、NZドルが80円を切る場面が何度か見受けられた。

NZドルは今後は、円に対しては軟調に推移することが予想されるので、NZドルを買うのは手控えたほうがいいようだ。

次に、中国。
中国は、四川省で起きた地震がクローズアップされているが、地震に伴うインフレも心配だ。

四川省には、世界有数のレアメタル類の鉱山があるらしく、この鉱山に地震への影響少なからずあるようで、レアメタルの価格が高騰する可能性が高い。
また、中国国内のインフレが加速するようであれば、人民元の価値を切り上げるなどの措置が、暫定的にとられるだろうから、中国国内の景気減速が予想される。

オリンピックを目前に、年初から南部の雪害や餃子問題などさまざまな問題が中国を襲うが、オリンピックを前にした景気の減速はオリンピック後にどうなるのか心配だ。

これほど、悪いことが続くのであれば、オリンピック後の景気反動は少ないのか?と楽観的にもなりたくなるが、みなさんの予想はどうでしょうか?