私が浜松の田舎者のせいか、大都市の駅に行くたびに駅そのものの変化に驚かされることがしばしある。

最近、変化が著しいのが東京駅と新宿駅だ。

東京駅は丸ノ内側の駅舎が今度戦前の姿に戻るそうだが、ホームや番線自体は10年ほど前だろうか、中央線の変更以降は変わっていない。

昔の東京駅は、中央線が発着する1、2番線は今の3、4番線付近にあって、山手線と同じ位置から中央線が発着していた。

その中央線が発着していた、4番線今の山手線内回りから八重洲口をみると八重洲口上空の劇的な変化には驚かされた。

高層ビルが雨後の竹の子の如く出来てきて丸ノ内側と八重洲口側のビルで東京駅を囲おうとする勢いだ。

今の東京はオフィスが不足しているそうだが、新たにビルを足しても足りないのではと思ってしまう。

新宿駅も理由はよくわからないが常に工事をしている。

番線がどんどんずれていつの間にか私がよく使う埼京・湘南新宿ラインのホームは新南口に移り隣の駅である代々木駅がすぐそばにあるようになってしまった。

新宿駅はいつ工事が終わるかわからないが、慣れた頃に配置が代わるのにはまいった。

私鉄からJRへの乗り継ぎには混乱する。

とりわけ、大江戸線はJRの改札をでてから気が遠くなるほど歩かされる。

誰の言葉か忘れたが『大都市の駅は生き物』だと聞いたことがある、ようするに駅はひとりでに大きくなっていくのだか、東京駅も周りを含めればあてはまるし、2011年をめどに上野と東京駅の間で宇都宮・高崎線と東海道線をつなげて直通運転を始めるらしい。そうなれば、また東京駅の形も代わるし埼京の私の実家付近の駅もの掲示板の行き先も多彩になり、波及効果で実家付近の駅も変わるかもしれない。

また、東京に来る時も4番線から見た八重洲口上空の光景は代わっているだろうか?

新宿駅はどんな形になるのだろうか?

生き物ことは生き物しかわからない。

ただ、昔の国鉄時代とは違ってJRも臨機応変に対応し、大都市圏でも鉄道が使いやすくなった。

20年前ならば考えられないことらしい。

官業が臨機応変に動ける会社になるまでに20年近くかかったことを考えると、郵便事業や政策投資銀行などがニーズを読み取る力を身につけるのはまだまだ先のことだろう。

そんなことを考えながら東京駅をあとにした。

明日から大分・福岡に3泊4日の予定で行ってきます。