ビルマで、燃料高騰を理由とした公共交通機関の値上げに反発した市民たちが、デモ活動を続けている。

デモは、1ヶ月ほど前からくすぶって、最近になって市民から尊重されていた僧侶たちもデモに参加し、国全体が揺れている。

ビルマは、第2次大戦後イギリスから独立したが、旧イギリス植民地から独立した国家が加盟する英連邦には当初から加盟せず、他国とも貿易取引をあまりせず、鎖国に近い国家体制で独自の路線を歩んでいた。

1977年に独立からずっと独裁体制を続けてきた人物の政権が倒れたが、その後も軍部が政権を握り続けて、現代に至り、東南アジアでは最も閉ざされた国になってしまった。

現在は、国名をミャンマーと変更しているが、ミャンマーという国名は軍事政権が一方的に宣言した名前なので、世間ではミャンマーと旧来どおりのビルマと表記する方法がある。

さて、そのビルマだがインターネットが普及した現代では、海外からさまざまな情報が取り出せるようになり、国家の情報統制など難しくなり、とうとう国会体制にひびが入り始めたようだ。

国家が、海外のメディアに対して厳しい規制を敷いているので、今ひとつ情報に欠けるが、公共機関の値上げが原因で、インドネシアのスハルト政権も倒れており、このままゆけば、インドネシア同様、ビルマでも政権が倒れ、真の民主化が訪れるかもしれない。

ただ、現政権には中国がかなり援助しており、インド洋側に拠点を持ちたい中国の思惑もあり、簡単にはいかないだろうが、今後の動向に注目したい。