TURACO、旅と日常を綴る

かつては、アフリカなどに旅行していました 最近はだるいので海外旅行いかず国内旅行がメインになりつつあります

2010年05月

 北京の地下鉄延伸は続いており、主要観光地の大半は地下鉄でいけるようになっています。

日本のテレビでも話題になった乗車時のマナーですが、以前よりは良くなりました。

しかし、マナーの改善運動は続いています。

 各駅に指導員がいて、乗客を監視しています。

 電車の到達時刻を告げるボードに液晶画面が使用されるようになりましたが、いずれもボードには整列乗車、降りる人が優先と表示されます。

 五輪前後に開業した路線は、東京の南北線や京都の東西線のように、ホームと列車の間に扉が2枚あり、事故防止を図っているようです。

 以前は、自動改札などは機能しておらず、切符を駅員が切っていましたが、今は自動改札が機能しており、毎回チケットを購入して、改札を通るようになりました。

 色々と改善されてはいますが、一方で改悪と捉えられる動きもあります。

 地下鉄に乗る際には、必ず荷物検査があります。

 日本では、空港などごく一部に限られますが、北京の地下鉄では乗る際は必ず荷物検査があります。

 長距離路線でも同様で、北京駅や天津との高速列車が出発する北京南駅などでも同様の検査があります。

 天津の地下鉄では、荷物検査はありませんでした。

首都ですから、チベットや新彊ウイグル地区などでの反政府行動を警戒するためもあるのでしょう。

また、若年層の雇用対策という面もあるのかもしれません。

 ちなみに、地下鉄の車内はこの時期は汗臭いです。

 乗ると、特有のにおいがします。

 天津でも同様のにおいがしますが、日本のように体臭スプレーを使用することが習慣化すれば、変わっていくでしょう。

 繁華街などの建設ブームは終了したようですが、郊外ではマンションなどの建設が依然として盛んで、北京は晴れている日でも日がさすことはあまりなく、曇りの状態と変わりません。

 滞在中、幾度か太陽を拝めましたが、いずれも雨が降った後のことでした。

 曇りの原因は、工場からでる煙や黄砂などが原因です。

 しかし、五輪を境にして市内の大気汚染は幾分和らいだようで、1時間以内ならば曇っている状態でもマスクなしで散歩ができます。

 以前は、マスクなしで15分ほど歩いているとのどが痛くなり、めまいがしましたが、今回は大丈夫でした。

 沿海部の都市を中心に環境への関心が高まりつつあるようですから、今後は環境が改善されていくと良いのですが…

 今回は、北京・天津を訪問しました。 

 今回も仕事で行きましたが、たまには観光もしたかったので、予定より2日ほど早く現地入りをして、観光や北京の知人に会いました。

 北京五輪から2年が経過しましたが、いまだに建設ブームのようです。

 私が見てきた北京・天津の現状をテーマごとにわけて書きます。

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