TURACO、旅と日常を綴る

かつては、アフリカなどに旅行していました 最近はだるいので海外旅行いかず国内旅行がメインになりつつあります

2008年09月

 為替相場が、乱れて先が読めません。

 ユーロ円は、160円で揉み合うのではないのかと考えていだが、あっという間に週の下値では150円まで下がり、その後は153円台に戻ったが、円高ユーロ安の気配はこの後も続きそうだ。

 今週になって、ユーロが急激にドルに対しても円に対しても下げた要因は、ECBのトルシェ総裁が、利率の維持を発表したが、次は利下げをするのは確実という目論見が市場関係者を動かし、ユーロはECBの利下げを織り込んだ数字となったようだ。

 ドルユーロ相場も、ドルに対してユーロのレートは最高で1.6というレートだったのが、1.43まで下がり、今後もヨーロッパ経済が減速すれば、ドルとの価値の調整が起き、1.43を下回る方向になることが予想される。

 以前は、ドルの価値が下がると、金融株を中心に株が売られ、WTI原油先物が買われるという現象が起きたが、今回は原油を買ってきたファンドなども解散もしくは停止を余儀なくされているものが出始め、商品市況への熱も落ち始めており、今回の円高ドル安進行時にはどのような事態になるのだろうか?

 オーストラリアやNZなど高金利通貨国の相場も金利引き下げが現実味を帯びたことなどから軒並み下がり、オーストラリアドルと円は、80円台に戻った。NZドルも、対円で70円台に戻った。

 私の希望は、ドル円相場は110円前後で安定してくれると、アメリカ経済にも日本経済にも、インフレにもいい水準なのではと思っている。

 日曜日の夜に、ファニーメイとフレディーマックの救済措置(国有化)が正式に決定したことなどがプラスとなり、今日の東京市場をはじめ、世界中の株式市場が大幅反発となったが、アメリカの住宅市場は下落の一途をたどっており、住宅市場のバーゲンフェアを狙うバーゲンハンターの出没も確認されておらず、まだまだ下落する余地がありそうで、ファニーメイとフレディーマックの救済は、一時的なプラスにはなるだろうが、長期的な効果とはならないだろう。

 ちなみに、今回の国有化は、アメリカ国内ではポールソン財務長官が放ったバズーカ砲だと伝えているらしい。バーズーカ砲を打つと、反動で肩などに疲労が残るが、財務長官と財務省にはどんな疲労が残るのだろうか?

 アメリカ経済が急速に減速し、アメリカへの輸出で成り立っていた中国経済も減速となり、その他の国も余波を受けている。輸出依存型の日本にとっては円の価値の上昇ではなく、他通貨の下落は良いことではなく、国内株も年内は14,000円トライは現状だと難しいだろうし、年明けはどのような相場になるのか今のところは全く予想はできない。

 1970年代も、3年間は経済が停滞したので、それを参考にすると2009年の後半から徐々に回復の兆しが見え始め、2010年には回復が本格するというシナリオになるのではないかと考えているが、回復の起爆剤はなんだろうか?

 内需成長が続く、インド、中国あるいは、NEXT11だろうか?資源国も、世界経済の減速を受けて以前のような輝きがなくなる傾向にあるなかで、次の種探しを見つけるのは難しいが、楽しいものだ。

 アメリカの住宅価格が今回の国有化でどうなるのか、今後を要注目です。

 今週は、FRBのカストディー残高に注目です。

 カストディー残高には、アメリカの国債を外国の政府などがどれだけ購入しているのかを表すもので、これまでは日本や中国など外貨準備が豊富な国が大きなウェイトを占めてきましたが、世界的な経済減速のなか、日本や中国の購入意欲は衰え、代わって産油国が台頭してきました。

 産油国の原資は当然ながら、原油を販売して得た外貨です。2004年から原油価格が上昇し続けてきましたので、カストディー残高に占める産油国の比率は徐々に高まってきましたが、ドルの暴落、原油価格の下落などが引き金となって、産油国がアメリカ国債を手放し始めているようです。

 この流れがどのようになるかによって、円安ドル高になる可能性もあり、今週のカストディー残高がどのような指数を示すのか要注目です。

 福田首相が辞任表明をしてから一夜が明け、新聞やテレビなどで福田首相のこれまでの功罪についてや、後任の首相がだれになるのかについての憶測が報道されていたが、政権奪還を狙う民主党の動向も報じられているが、気になるのは鳩山一郎氏の発言だ。

 ここ最近、鳩山一郎氏の発言は、鳩山一郎氏の発言の大半が、首相は辞任をしろ、解散総選挙をしろ、国民に真意を問えという発言ばかりを繰り返していると思う。

 テレビのダイジェスト版ででしかみないので、問責、問責、問責のイメージしかないが、最大野党の幹事長である鳩山氏の発言が問責という言葉で表せてしまうのは、どこか悲しい。

 元来であれば、最大野党という立場上、もっと声高に与党に対抗する政策を掲げ、国政の運営を自民から移譲(簒奪?)されても民主党におる運営は問題なしということを表明してほしいのだが、どうも鳩山氏を含め、小沢氏も自民党に対しては駄目だしをして、国民に自民党に対する不信感だけを与え、失望させ、政権を簒奪しようとしているとイメージしなく、簒奪後の具体策が、悲しいかな見えてこない。

 自民党の対案を常に、掲げるがいずれも切れ味悪く、現実性、実行性、問題解決に対して疑問だ…

 足の引っ張り合いではなく、優れた政策をもち、国民に信頼される民主党ならば私も喜んで、支持するが、今のままでは自民党のほうがベターですねとしか言えない…

 以前、日経新聞に書かれていたコラムを応用すると、自民党というのは古い老舗の総合食堂で、手を変え品を変え生き抜いてきた。

 これまでは、マンネリ化したメニューで、食堂の存亡の危機にあい、急きょ小泉料理長が激辛カレーを出して、大ヒット。5年続いた小泉料理長の後任の安部料理長も、激辛カレーを出したが、客があまり辛さに腹を壊し、クレームが続出し、安部料理長が1年で辞任。

 そこで、福田料理長が当番した、上州そばをだしたが、しなびて食べられず、大赤字になり、福田料理長も1年で辞任。 

 小泉料理長時代にこれまでいた老舗食堂時代の顧客がいなくなり、小沢料理長の民主食堂が人気となったが、こちらもたびたび料理長の独裁による、食堂内の不仲説や対抗メニューの欠如などで、老舗食堂を追い抜くことができない…

 福田料理長の後任には、麻生料理長が就任する可能性があるが、麻生料理長はどんな料理を出してくるのか楽しみです。

 今の政界を楽しくまとめると、こんな感じだろうか?

 今後の展開が楽しみです。

 福田総理が辞任しました。

 総理大臣を務めた期間は、1年と短かく、福田内閣の成果と言われると、消費者庁や防衛庁改革の着手が挙げられますが、いずれもまだまだ改革途上です。

 辞任理由は、ねじれ国会に対する対処を上げていますが、それ以外にも閣僚たちの失言や自身の行動なども国民から反発、政治不信、党内での求心力の低下、が表れており、政権継続が不可能であると判断したようです。

 一部の評論家は、次の衆院選では民主優勢と考えているようで、10年ぶりに政権交代が実現しそうな気配がこれで一気にたかまったと思います。

 私は、民主党が政権の座に就くのはいやですので、何としても後任の総理大臣に頑張ってほしいと思いますが、ただこれ以上、自民党出身の総理大臣が短期で放棄してしまうようですと、頼れる政党がなくなります…

 安部前総理にしても福田総理にしても、政権をやむなく去る人々の目というのは、悲しい目をしていますね。

 小泉元総理の時は、意気揚々と退陣していき、今後も改革路線の継続を国民に期待させるかのような印象を与えていましたが、後任の2名は国民に不安感をまき散らしているような気がします…

 かつて、竹下登元総理が、アイドル1年、総理2年と発言したことがありましたが、現在ではもっと賞味期限が短くなり、アイドル半年、総理1年が実情のようです。

 福田総理は、1年足らずで辞任ということでした。
 後任は、麻生幹事長が有力のようですが、麻生総理誕生となりましたら、ぜひ国政改革と景気浮揚政策に期待したいですね。

 いまや、時代のキーマンとなった民主党の小沢氏にだけは総理になって欲しくない、私としては強く思います。

 今後の政界の与える影響が、経済に悪い影響を与えすぎないことを期待します。

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