TURACO、旅と日常を綴る

かつては、アフリカなどに旅行していました 最近はだるいので海外旅行いかず国内旅行がメインになりつつあります

2005年04月

今日から、ゴールデンウィークが始まる。
5月8日の日曜日まで休みだ。
暗い研究室からしばらく解放される。
嬉しい限りだ。
今回は、浜松から東京までは車でバック。
午前10時に家を出て、自宅には6時い到着。
実に、8時間もかかりました。
途中、静岡まで一般道を通ったのが失敗でした。
疲れた。
とりあえず、しばらく実家でのんびりとすごします。

4月19日、埼玉県越谷市のある小学校で新任の先生が図工室で自殺をした。
この新任の先生は、私と同じ4月1日に社会人になった。
私と同じ22歳だった。
自殺した新任の先生は、社会に馴染めず自殺したと推測される。
人間の最後の選択権である死を選んだ。
彼は何を思って死んだのか…
この時期に悩む新社会人は、今までエリート集団の中にいて自分の行動が間違っていなかったと過信し、社会に出ても何でもできるだろうと思い、社会にでて現実を知ると自分の描いていた社会と現実とのギャップにぶつかり悩んでしまう。
悩んだ状態から抜け出せない人は、うつ状態になるそうだ。
このうつ状態から抜けられない大半の人は、会社を辞めるという選択権を選ぶ。
そして、少数の人が身体を誤り自殺する。
私も社会人になって社会の現実がわかり色々と悩んでいる。
だが、自殺する前に会社を辞めると思う。
会社を辞めて自分を見つめなおすと思う。

ここまで私が深く書いていると、察する人はわかると思うが、この自殺をした人は私と幼なじみだった。
彼とは、小学校の高学年の時に仲が良かった。
一緒に彼の家でゲームをよくした記憶がある。
中学生になると成績優秀者の彼と落ちこぼれの私は違う仲間ができたので交流が少なくなっていた。
成人式の時も大分の式典に行ったので彼とは会っていない。
彼を最後に見たのは、大学3年生の時に自動車学校の送迎バスを待っている彼を遠くから見かけたのが最後だった。
その彼が先生になったなんて知らなかったし、先生になるという夢を持っていたとも知らなかったし、その夢を実現したのも知らなかった。
彼の死は新社会人の私に対して考えさせるものがあった。

もうじきゴールデンウィークだ!メーカーだから9日間も休みがある。30日には実家に帰る予定だ。帰ったらもらったばかりの初任給で何かを買おうと考えている。何を買おうかな?カメラの望遠レンズもいいな、アユがCMしている松下のポータブルオーディオもいいな。連休が待ち遠しい。

薬品を扱う実験は難しい。今、レーザーを活用して微粒子加工をしている。回りにはシンナーなどの有機溶剤もそのへんにあるし、濃度が30%もある水素ガスボンベが棚に大量にある。薬品の配合を間違えたらたちまち火の海になる可能性もある。常に気を使うので大変だ。さらには目に見えない光を扱っておりどこで反射して発火性物質とぶつかるか分からない…私にとって実験室は怖くて嫌な場所だ。

昨日で集合研修が終了した。
やっと終了した。
今日から、中央研究所での事業部研修が始まる。
今までは、浜松市の反対側にある豊岡村まで車で1時間かけていたが今日からは、その半分の距離にある研究所に行くことになった。
朝は、渋滞もないし楽だ。
だが、今日もまた座学。
それも理系の専門分野だ。
波長を使った光探索技術だとかレーザー技術だとか…
概要はわかるけども深くはわかりません…
さらに、中央研究所での配属はバイオ部門だ。
バイオって?
そもそもバイオって何?
そこで文系の私が何をするの?
もしかして、人体実験の材料に?
それとも研究所のサルのえさやり?
不安だ…

だるい。
こんな研修はつらい…
1日中座っているだけだなんて…

4月1日は、どこの会社もたいていが入社式の日だ。
とうとう社会人だ。
学生から社会人になることは、お金を消費する側から生み出す側にまわる…
いままで、いかにお金を消費すればいいのかを考えていたが、生み出す側にまわるのは初めてただ。
お金を生み出す。
創造する。
作る。
このお金を生み出すことの意味をしばらく考えてみることにする。

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