他の中国企業の動向も気になる。現在、多くの中国企業が対外投資を行い各国の先端技術を取り込んでいる。前述した連想集団のIBMのパソコン事業部買収の目的としてブランドと技術獲得をあげたが、たいていの中国企業が技術獲得が目的で買収するケースが多いドイツでは1昨年に技術獲得目的で100社にものぼる企業が中国企業によって買収されている。イギリス、イタリアも例外ではない。日本でも10月ごろに新聞記事に中国企業の製造業の買収がスクープされた。今後、ますます中国企業の対外投資と企業買収が加速するだろう。
今度はブランド力の獲得に目を向けてみると、連想集団のIBMのパソコン事業部しかり、上海汽車のイギリスのローバー買収しかりと大型なブランド獲得も相次いでいる。今後もこの老舗ブランドの買収は継続されていくのは間違いない。予備軍としては昨年末にチャプター11を申請したポラロイド社も可能が高い。これらの背景には、低価格売りから脱却を目指す動きがあるが、中国企業が買収しているブランド企業には共通点がある。それは、老舗ブランドの買収だ。かつては殷賑のごとく栄え、世界のトップブランドであったといわれる会社が多い。ブランド買収であれば衰退していながらもかつての栄光がよければ復活する可能性もある。そんな思惑を中国企業は描いているに違いない。中国企業に事業を売却するときは過去の栄光を高言すると期待以上の値段で購入してくれるだろう。
今度はブランド力の獲得に目を向けてみると、連想集団のIBMのパソコン事業部しかり、上海汽車のイギリスのローバー買収しかりと大型なブランド獲得も相次いでいる。今後もこの老舗ブランドの買収は継続されていくのは間違いない。予備軍としては昨年末にチャプター11を申請したポラロイド社も可能が高い。これらの背景には、低価格売りから脱却を目指す動きがあるが、中国企業が買収しているブランド企業には共通点がある。それは、老舗ブランドの買収だ。かつては殷賑のごとく栄え、世界のトップブランドであったといわれる会社が多い。ブランド買収であれば衰退していながらもかつての栄光がよければ復活する可能性もある。そんな思惑を中国企業は描いているに違いない。中国企業に事業を売却するときは過去の栄光を高言すると期待以上の値段で購入してくれるだろう。